日本語で考えていては、英語の力はつかない。
よく耳にする言葉です。
けれども中学や高校では相変わらずの「英文和訳」が行われています。
先生が英文の和訳を読み上げて、それで終わり。
一部の生徒たちを除いては、なぜその英文がその日本語になるのか理解できないまま授業がすすんでいくといったのが 多くの学校の実情です。
たとえを挙げてみましょう。
I have no friends in America.
学校では、「私はアメリカに友達はいません。」と訳します。
ところが 「have」は、「持っている」という意味ですから、英語をそのまま読むと
「私はアメリカに0人の友達を持っている。」になります。
そのままでも意味は通じますし、さらに日本語らしくしたいなら、「0人の友達を持っている」と理解した上で、「私はアメリカに友達はいない」と訳せはいいのです。